チェコ絵本とアニメーションの世界 [乙女塾]
「チェコ絵本とアニメーションの世界」を観に目黒区美術館に行ってきたのだ。
=開催概要(パンフレットから抜粋)=
チェコとスロヴァキアの公立美術館や、旧国営アニメーション・スタジオなどの
協力により、チェコを代表する作家28名の原画や制作過程の資料、絵本など
約250点(展示替えあり)によって、20世紀前半のチャペックやラダなどの
草創期の作家から、近年チェコで注目を集めている最新鋭の作家たちまでを、
アニメーション制作と絡めながらたどります。
展示は4つの空間で構成されている。
1.(1)チェコ絵本の「古典」となった作家たち
(2)アヴァンギャルドの潮流とチェコ・アニメーション
2.絵本のひろば
3.(3)アニメーションが育むチェコ本
(4)チェコ絵本の現在
4.映画の部屋
期待していたヨゼフ・チャペックの装丁は展示されていなかったので(絵本だもんね)
すこしガックリしたけど、今まで知らなかった作家に出会えたので満足 (^o^)
それに、原画を観られる機会なんてそうそう無いからね。
ただ、じっくり観ようと近づきすぎて注意されてしまった。おはずかすぃ (^^;
「映画の部屋」や展示コーナで上映している新旧のTVアニメーションは、
ほとんどセリフらしきものがないせいか非常にイマジネーションが広がる。
(チェコ語がわからなくてもOKというすんぽう)
もちろん原作となる絵本の世界を壊す事なく、むしろ、より豊かに表現されているところは
さすが”アニメ大国 チェコ”。
なんてゆーか、「トムとジェリー」とか「ウッドペッカー」とディズニーアニメを
ちょっと素朴にした作風に懐かしさを感じ、思わず童心に帰ってしまったっす。
そーいえば、子供より大人の方が喜んで観ていたよーな。
今時の子供には直接的じゃないモノは退屈なのかも。
1階にあるショップでは、展示していた絵本の一部や関連グッズが販売されている。
前出の「チャペックの装丁」
展示はされていなかったけど「マッチ箱」となって販売してた。
上段左:タイトル?/ Helena Dvorakova著
上段右:「イタリア通信(Italske Listy)」/カレル・チャペック著 1924年
中 段:Okolo nas / Karel Polacek著
下段左:「泣いているサテュロス(Placici satyr)」/フラナ・シュラーメク著 1923年
下段右:「人々と物たちの劇(Hry s lidmi i věcmi )/ヨゼフ・コプタ著 1927年
本の装丁に用いられた技法はリノカット。
こんなアートがペーパー・バックに使われてたんすよっ!もったいなかぁ〜。
あーでも、むしろペーパー・バックだからこの独特のイメージが生きてんのかな?
絵葉書も買い求めました。
上段左:「キキリキー(コケコッコー)」から ヨゼフ・ラダ画
上段右:「妖精アニチカと麦藁のフルベルト」から トワイヤン画
※お初の作家。絵本なのに神経症的に危うげ。退廃的な感じが好きっす。
下 段:「私たちの世界」から トワイヤン画
※これもトワイヤン。一見丸尾末広のような画風、気に入りました。
絵葉書じゃなくて、ポスターサイズで欲しい。
「チェコ絵本とアニメーションの世界」は、4月8日(お釈迦様の誕生日)まで開催。
会期中何度でも観覧できる、お得な「チェコ・パス」1200円もあるのだ。
makenekoさんこんばんは、たしかにイマジネーション広がる作品の数々、どことなくなつかしー感じとともに、ワタクシ、想像(妄想?)が溢れてきそうで妙な胸騒ぎがいたします、それにしても上段右、下段の絵、気になります。
by カハラマン (2007-02-18 21:34)
こんなのが開催されているんですね!
チェコやロシアの絵本が好きなので、絶対行きます!
一昨年のロシアの絵本展も行ったんですよ。
makenekoさんは行かれましたか?
耳寄りな情報を教えてくださって有り難うございます。
by ステフ (2007-02-18 23:30)
絵葉書かわいいね。
わたしも下の段の絵が好きです。
by chi- (2007-02-19 22:08)
わぉー、行ったんですね!! 東欧方面(?)の情報収集、さすがmakenekoさん。ワタクシも早く観に行きたいと思っておりました。この日記読んでさらに早く行きたくなりました。
by さとこ (2007-02-19 22:27)
>カハラマン様
なにを恐れるゾ。想像(妄想)力は人類進化の素でございます。
前にお貸ししたシュヴァンクマイエルほどではないですが、チェコのアニメーションはよかですよぉ〜。
by makeneko (2007-02-19 23:44)
>ステフ様
お好きですか!それは嬉しいことです(^o^)
是非是非どーぞ♪
ロシアの絵本展は白金の庭園美術館で開催してたヤツですか?
それだったら行っていないのです(T_T)
とても行きたかったのにぃ〜、無念です。
by makeneko (2007-02-19 23:47)
>chi様
趣味が似ていてうれしゅうございます。
このトワイヤン(女子)という人、調べたところ、実はシュルレアリスムの画家として有名なのだそう。
画集などを探してみようと思っとります。
by makeneko (2007-02-19 23:53)
>さとこ様
まぁ!あなたもですのー♪♪
是非行ってちょーだいっ!期間中、展示内容がかわるらしいから、ワタシも時間が取れればあと1回は行こうと思っているの。
ところで・・・、リーダーとカハラマンさんに貸して、芳しくない評判をいただいたチェコのパペットアニメーションのDVD(ヤン・シュヴァンクマイエル)があるのだけど、観ます?
by makeneko (2007-02-20 00:00)
ウワサには聞いていた、そのDVDをお貸し願えますでしょうか。
少しドキドキしますが、ちょっと興味あります。
宜しくお願い致します。
by さとこ (2007-02-21 00:34)
>さとこ様
その勇気、しかと受け止めましたゾっ!
今週末にお持ちいたしまする(ロシアアニメも貸すよー)
by makeneko (2007-02-21 22:48)
う〜ん、”チェコ絵本とアニメーションの世界 ”
このタイトル、”チョコ絵本と・・・”
って読み間違えていて、
どこにチョコが出て来るのかドキドキしながら読みました。
でも、最後までチョコは現れず。。。
by Tytto (2007-02-22 04:47)
>Tytto様
ぉお!「書き間違えたかっ」と思い、確かめてしまいましたよ(^^)
でも「チョコ絵本」というのも魅力的だなぁ〜。
by makeneko (2007-02-23 00:17)